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あらためて 塾のこと。(番外編-2) [塾のこと]

うちの都立中生がお世話になった塾について、今年度は異変!? と思われることがありました。 (当ブログ運用ポリシー (おおげさ) により具体名は書きませんが都立中合格者シェアNo.1 (たぶん) のあの塾です (^_^;  と~ってもお世話になったし二人目もお世話になる(なっている?) かもしれませんので悪くいうつもりはまったくありません。以下は、あくまでも ニュートラル な立場で思うこと ということでご了承ください。)

本年 2/9 の都立中合格発表後、"校舎ブログ" でその校舎の、あるいは複数クラスがある校舎の場合にはクラスごとの、 合格率 または 合格者数 などが公開されました。 記憶の限りにおいては今までにはなかったことです。(単に見逃していた可能性はありますが…) これは "情報公開" という意味において画期的な変化であると思っていました (^o^)/

そして。
今週の新聞折り込みチラシには、校舎別合格者数ランキング とともに "合格率ランキング" が掲載され、さらには "全体の合格率" まで記載されていました。

まず注目すべきは、合格者数上位の校舎は合格率ランキング上位にはほとんど登場しない、ということですかね。[訂正:両方に載っている校舎が複数ありました。しかも、合格者・合格率ともに上位の校舎も複数ありましたので赤字下線を追記しましたm(_ _)m (一部計算が合わない校舎もあるようですが (^_^;;; あと、ひとクラスの人数も校舎によってずいぶん違うんですねぇ…)] 合格者数上位は比較的規模の大きい校舎で、そこには様々なレベルの "受検生" が所属している、ということですね。 小規模校舎の合格率は、もちろんその校舎の教師陣の力量にもよると思いますが、たぶんそれよりも "どんな生徒が所属するか" に大きく依存するのではないかと思います。"その塾" のチラシ には合格率ランキングに載っている校舎の大半が1クラスしかない小規模校舎であることを根拠に 「どの校舎からも、誰でも合格が可能であることがわかります。<中略> この表(校舎別合格率ランキング)で高い教師力、教材力が客観的に証明されています。」 と書かれていました。はい、"どの校舎からも" という部分は嘘ではないと思います。 しかし、"誰でも" という点については疑問に思います。さらに、教師力については "結果が出ていない校舎については未知数" であり、全ての校舎での "高い教師力" は証明されていないと思います。

我が家の場合、この記事(2015-11-06) に書いた通り最寄りの校舎(今年度 "は" 合格率上位です) は小規模で、通える範囲に本年度合格者数ランキング上位の校舎もある、という状況です。現都立中生の場合は、本人の特性を鑑みて "地域の拠点校舎" である合格者数ランキング上位の校舎を選びました。そういった校舎の場合、合格者のほどんどは "最上位" クラスからということになると思います。しかし、2番目、3番目のクラスからも合格者が "出ることがある" のもまた事実です。というわけで、"校舎選びは受検生の特性に合わせて慎重に" という以上のことはいえません。

結局のところ、"チラシ" や 塾の Web サイトに書かれていることを鵜呑みにせずに、よ~く考える必要がある、ということですね。

ところで全体の合格率は 18.1 % とのことですが、これは都立中10校全体平均出願倍率の逆数よりもほんの少し大きいだけです。が、これは "この塾に属する" 受検生の "出願者" 全体に対するシェアがほぼ 50% に達しようという状況では統計理論的に当然のことだと思います。 これをもって 「なんだ、○○ダメなんじゃん。」 ということはできません。某塾が この値を堂々と公開したということは、これからは「受検生シェア」ではなく、今まで以上の合格者シェアを獲りに行くぞ! という意志表示なのかな、と思いました。 頼もしいですね。 将来の(?) ユーザーとして (^o^)


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タグ: 都立中 受検
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4月から新中1生の父

いつも楽しく拝見させていただいております。

この記事を読むまで、某塾が堂々と全体の合格率を公表しているとは知りませんでした。

私としては、「毎年占有率は大きく公開するのに、全体の人数がわからない→合格率はどうなんだ?」という素朴な疑問を持っていました。(個人面談時に通っている校長にも聞きましたが、丸秘とのことで教えてもらえませんでした)

しかし、今年は18.1%と公表し、合格者数から4000人を超える生徒がいることがわかりました。(儲かってますね)

Optimus さんの書かれている通り、堂々と公開したということがこの塾が他の塾に向けたのある種「宣戦布告」かな?と思いました。

一点気になるのは、校舎をどんどん増やしているが、教師の数・レベルが追いついていないのでは???と思います。
この点は数値として提示されれば、さらに生徒が集まるでしょうね。(教師の数は生徒何人対して1名配置などの数値を知りたい)

話は変わり、子供が運良く?合格した父親としては、本ブログは入学後の経験談をたくさん記載していただいているので、とても参考になります。今後も、更新を楽しみにしております。
by 4月から新中1生の父 (2017-03-14 13:22) 

Optimus

4月から新中1生の父 さん、
まずは 都立中進学おめでとうございます! これからの6年間が楽しみですね (^o^)

そして コメントありがとうございました。拙いブログですが少しでも楽しみにしていただけているとしたらうれしいです! これからも 実態を書いていければと思っております m(_ _)m

さて、全体合格率の件、やっぱりそうですよね。今まで公にされていなかったと思います。が、本文でも書いた通り、ここまでシェアが高まると隠しても意味がないともいえそうですね (^_^;; (4,000人強の母数がすべて通塾生というわけではないと思いますが。)

さて、教師の数・レベルですが、レベルについては一定以上の水準は保たれているのではないでしょうか。指導法などは結構マニュアル化もされていそうですし。(もちろんその中でもアタリ/ハズレはあるでしょうけれど)また、生徒あたりの担当教師の数に関しては、これも本文で書きましたが、今回公開されたランキングの情報(および校舎のブログに書かれたこと)から計算してみると校舎によってクラスあたりの生徒数が随分違うように思われます。(うちの子が通っていた校舎でもクラスあたりの生徒数は2年前とは違ったようです。) もしかするとこれは校長の裁量の範囲なのかもしれませんね… というわけで、その部分はいまだに 謎 です(笑)

今後も 訪問 & コメント いただけましたら幸いです!!

by Optimus (2017-03-14 23:29) 

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