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大学入学共通テスト - 英語民間試験延期 [雑感]

今まで "そのこと" に特に触れてきませんでしたが、うちの都立中高一貫校生は「大学入学共通テスト」初年度に大学受験をする学年なわけです。(実は、都立中受検時も「共通問題」導入初年度だったんですよね。どういう巡りあわせだ...[ふらふら] ほかにも19歳で成人になる唯一の学年でもあったり...)

まぁ、いろいろ不安ですよね。昨年から「センター試験同日"模試"」を受けていて、たぶん来年1月も受けるんですけど、それはいったい何の参考になるのか[exclamation&question]と。。。(まぁ他のたくさんある "模試" と同程度には "参考" にはなるのでしょうけれども…[もうやだ~(悲しい顔)]

で、皆様ご存知のとおり 11/1 には「2021年度大学入学者に対する共通テストでの 英語民間試験の採用は見送る(延期)」という発表が文部科学大臣よりなされました。 これの影響はどうなんでしょう…??

うちの子も、共通ID発行申込書 を学校に提出していましたが、無駄な手間だったんですね。(生徒の手間は大したことありませんが、先生方の徒労感は大きいでしょうね)なんていうのはじつは大したことではない [爆弾] のかもしれないですが、、、

某 SNS では都立の進学実績ナンバーワンである日比谷高校の校長先生の「きちんと準備してきた高校としては、『大いに迷惑、ふざけるな』と言いたい。4技能を測る入試は絶対に必要だ」というコメント(朝日新聞の記事リンク)が取り上げられて、いっぽうで 文部科学大臣宛てに ”2020年4月からの大学入試英語成績提供システムを活用した英語4技能検定の延期及び制度の見直しを求める要望書" (←.pdf にリンク) を出した全国高等学校長協会会長である都立西高校の萩原校長との対比で「日比谷の校長なんなん?」みたいな 批判?? があったりしましたね。う~む、この朝日新聞の記事では上記引用した文言のみが "切り取られて" 記載されているので様々な解釈ができてしまうのですが、個人的には「延期に反対」しているわけではなくて "ふざけるな" は「なんでこんな時期になるまで "延期の" 判断ができなかったのか[exclamation×2]」ということに向けられているという可能性もあるよな、と思いました。(別に武内校長を擁護する理由はないのですけれど。)一方で、このリセマムの記事(リンク) にあるように日比谷高校では "ケンブリッジ英検を校内実施" しているそうなので「きちんと準備してきた高校」という部分に対するヤッカミはあるのかもしれませんね[exclamation&question] 「自分のとこだけよければいいのか!」と…(まぁ西高も東京グローバル10に指定されているので "同様に" 対策はできているんじゃないかと思いますけれど[がく~(落胆した顔)]

とまぁそういったことはともかく。実際の受験に対する影響は? というと。

各種の報道では(あるいは文科省の発表などでも)国公立大学の 2/3 程が "英語民間試験を使用" みたいなことになっていたわけですが、その中身を見てみると「民間試験の結果により "加点" する」という大学・学部・学科はものすごく限られており、とくに いわゆる難関大学 に限ってみると "採用しない" か、"出願資格として用いる" などとなっていて、さらにいうと後者の場合の基準は CEFR で A2 とかなんですよ。これは、上で参照したリセマムの記事の中の図によれば、英検では準2級、GTEC だったら Core で満点とっていればOKなレベル。以前書いたのですが、某都立中では 中2時の GTEC Core の学年平均が満点の 95% でした。つまり、難関大学の出願資格としては「ほとんど意味をなさない」と思うのです。難関国公立大学を目指す受験生はほぼ全員 "あたりまえに" そのレベルはクリアしている。単に高3の 4~12月の間にそれを証明する受検が(追加で)必要になるというだけで。。。(これまで "校内で" 受けている GTEC は Speaking はないのでそもそもそのままでは使えないのですけどね[もうやだ~(悲しい顔)]

などといろいろ書きましたが、うちの子もご他聞にもれず 高3の4月以降に受ける英検 の予約 をしましたよ。これまた以前書いた通り中学生時には準2級止まりで高校生になってからはこれまで一度も受けていませんので、次は(2年生のうちに)2級を受けて高3の4月以降には準1級を受けるよね、ってことで…(まぁ2級は受けなくても GTEC の結果を見る限り落ちるハズがないと思っているので受けないかもれませんけど。受けるとしたら CBT の練習としてですね)

っと、何がいいたいのかわからなくなりましたが 高等学校長協会に限らず、現場や "識者" からはず~っと前から問題点を指摘されていたにもかかわらず、ここまで ”引っ張ってしまった" 文科省にたいしてはこころから「ふざけるな!!」 と言いたいですね。子供たちの間では 萩生田大臣 は ”ヒーロー" になっています 「君のおかげ(正確には "君が炎上してくれたおかげ”)で悲惨な事態になることは避けられた」 ということで(そして、もう君の役目は終わったので今すぐ大臣は辞めてね!、とも)。

大学受験に限らず、「18歳から選挙権」、今後これは大きな意味をもつことになるのかもしれないな、と思います。今回の件でも大手マスコミにも取り上げられた筑駒2年生をはじめとして、現高2、高3の当事者たちの "発信" の影響は大きかったと思っています。そして、それらの年代の青少年たちは「自分達が声を上げれば政治は変わる」(ちょっと大げさですかね?)ということを学びました。これらの年代のこれからの行動に大いに期待したいと思います。本当に。うちの子を含めて(それは是非に!)。「これからの 日本 を動かしていくのは君たちだ!」(もちろん先達の助けは必要だけれども) と、少し心が明るくなった出来事でもありました。


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