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"賭け" と "ギャンブル" と "確率" と。。。 [雑感]

サッカーW杯 ロシア大会。日本代表は かろうじて グループ・リーグ(GL)を勝ち抜いて決勝トーナメントに進みました。GL第三戦 ポーランド戦の終盤における 日本チーム の戦略について賛否両論があるようですが、概して サッカー関係者、とくに W杯(予選) や オリンピックの経験者の意見は「十分に有り得る選択」という感じではないでしょうか。。。(?)

各種媒体の記事では「危険な賭け」とか「ギャンブル」とかいわれているわけですが、なんだか少し違和感がありまして… いろいろと考えているうちに、うちの子供たちの都立中受検の過程が思い出されてしまったのでした [わーい(嬉しい顔)]
[以下は、個人が感じたこと、想ったことです。"賭け" が成功した場合に得るものも失敗した場合に失うものも全然異なりますので西野監督の判断と我々の判断を対比させようという意図はありません m(_ _)m]

さて、あの試合。コロンビアが先制点を獲得して コロンビア1-0セネガルとなった時点で:
(客観的事実)
・一点取って追いつけば自力でのGL勝ち抜きが決まる
・このまま 1-0 で負けてもコロンビアーセネガルの得点が動かなければ GLを勝ち抜ける
(確率事象)
・一点取りに行った場合に獲れる確率は a %
・一点取りに行って逆襲で点を失う確率は b %
・一点取ることをあきらめてそのまま試合を終わらせることができる確率は c %
・セネガルは当然攻めるが、結果として1-1と追いつく確率は d %
・攻めるセネガルに対してコロンビアがカウンターで追加点をあげる確率は e %
・コロンビア-セネガル戦が 1-0 のまま終わる確率は f %

まずは 日本の自力の部分(a~c)について。個人的な印象では a=1~2%、b=80%、c=100% でした[ふらふら] (一点取りに行ってそのまま終わる確率は 100-aーb=18~9%です) 失点の可能性については少し悲観的すぎるかもしれませんが、日本代表スタッフの見立てでもbは少なくとも60%以上だったのではないかと思います。
一方で "他力" であるコロンビアーセネガル戦の各事象について。NHK の裏番組をちらちら観ていた自分としては d=5%、e=20%、f=75%って感じでした。で、ですね。これについては多分、客観的な統計データも手元にあったのだと思います。「失点しなければ勝ち抜け」のチームと「1点取らなければ敗退」のチームの対戦で残り10分(+アディショナルタイム)で得点が動く確率。さらにはdになる確率。それに加えて現地のスカウティングからの情報もあると思われますから、西野監督が「ステイ」という判断をした裏にはおそらく80%以上(少なくとも70%以上)の確率で「望む結果が得られる」という根拠があったのだと思います。

と、まぁ当ブログのテーマとは関係のないことを長々と書きましたが、都立中受検も一部では「ギャンブル」と言われたりすることもあるようです。これは本当なんでしょうか? まぁ、そういう感覚で受検する方々がいるのかもしれないとは思います。でもね、うちの場合、こんな記事(「あれは "賭け" だったのか。。。?」)も書いていますけど、"賭け" ではあっても "ギャンブル" とは思っていなかったですね。う~ん。。。[exclamation&question]

多分ね、"賭け" と "ギャンブル" の意味を感覚的に区別しているんですね。
"賭け" は「不確かな結果を信じること」というくらいの感覚で、"ギャンブル" については次の2つを指すというような感覚。
1) 自力ではどうしようもないことに "賭け" ること
2) 成功する確率が低いことに "賭け" ること

だからね、今回の西野監督の 究極の選択 は「ギャンブル」とは思わないのですよ。冷静に「勝ち抜ける確率(かなり高い)」を見極めた上で決断したのだ、と。

さてさて、あと2年と少し先にはうちの都立高生の 大学受験 がやってくるわけですが、くれぐれも「ギャンブル」をしなければならない状況にならないことを願うばかりです (^o^ゞ


タグ:受検 都立中
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