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勉強は好きじゃない。(2) [受検生と中高一貫校生]

というワケで続きです。

受検体制に入る以前のうちの子は、無邪気に 「勉強、好きだよ。」 といっていました。 これは、現在の 勉強 の意味、前記事で引用した goo辞書 によるところの、一つ目の意味についてですね。 「学ぶこと」 は好きである、と。

実際に、学校や塾で新しく習う(教えてもらう)ことはほとんどなんでも楽しかったようだし、「チャレンジ」 をやるのも楽しかったようだし、もっと知りたいと思った事柄に関する資料を与えれば貪るように読みふけっていたし。小学生の時に今通っている学校の授業公開で 高校生のある理科の科目の授業 を見てそうとう興味を惹かれて 「この授業を受けたい!」 と言った時の顔が今でも思い出されます。(二つ前の記事に "歴史" のことを書きましたが、その理科の科目だけでなくほぼすべての授業はとても面白いといっています。)

そうですね、国語辞典に書いてある意味での 「勉強」 が好きじゃない 都立中高一貫校生 はいないと思います。いえ、好きじゃない(好きじゃなくない)どころか、ほぼ全員が 「勉強」 は好きなんだと思います。 というか、もし好きでない生徒がいたとしたら、多分、毎日がとってもつらいんじゃないかな。。。

で、この「勉強は好きじゃない。」シリーズでいうところの 「勉強」 はその意味の由来である 「勉めて強いる」 ということについてなわけなのでありますが。。。

前の記事では、当ブログにおいて 「勉強」 というコトバは 「強いられる」 的な場面で使っているようだということを書きましたが、言葉の由来の 「勉めて強いる」 というのは文字通りに読めば "自ら" 勉めて強いる ということなんですよね。つまり、自ら進んで(好んで) ではないとしても、自ら 納得した上で 励む ということだと思うわけです。

受検生時代の最後の追い込みも、中学生になってからの 数学の苦手な方の科目のキャッチ・アップも、きっかけは他人に促されてではあったとしても、最終的には "本人が納得した上で" 取り組んだことなのでした。 だから、"強いられる" ことは好きじゃないけれども、結果的に 自ら勉めてすべきである と納得すれば 自ら強いる こともできるのだと思うわけなんですね。。。

というウチの子の事情はともかく、都立中高一貫校生の 「勉強が好き」 にも各種あって、与えられた課題を坦々とこなすことが好き、というかまったく苦痛でない子もたくさんいるんですよね。たぶん現在通っている学校で成績上位の生徒さんたちはそういう子たちなんだろうと思います。 全然違う分野ですが 「(メジャーリーガーの)イチローの一番の才能は "努力" ができる(好きな)こと」 というのに通じるものがありますよね。はっきり言ってうらやましいです。

で、うちの子のような "そうではない子" はどうすりゃいいのか、と考えると、いかに "自ら納得して" 「勉めて強いる」 状況に持って行けるか、なのだと思うわけです。 その点で、親ができることはあまりなくて、友達や先輩や先生たちなど、周囲の影響に頼る部分が大きいと思っています。

前の前の記事に書きましたが、今のところ 「本人が必要だと認識したら やるときはやる」 と信じていられるので、親たちはあまり口をださずに見守って行きたいと思っています。 なぜ信じていられるかというと、「(辞書的な意味での)勉強が好き」 だというのは今でも変わっていないと感じられるからです。この先、「学ぶ」 ことへの意欲を失うことがないように、親たちとしてできるかぎりの支援をしていきたいと思っています。



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タグ:学習 勉強
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