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気分転換になったかな? [中学校生活]

引き続き自宅での自主学習ははかばかしくはありませんが (^^;; 今日(正確には昨日8月1日) は 東京都教育委員会 が開催する 「東京ジュニア科学塾 (第一回)」 に行ってきました。

東京ジュニア科学塾については、Yahoo! ニュース (リセマム) の こちらの記事 や 東京都教育委員会の こちらのページ をご覧ください。


本日の第一回は
(1) 国立天文台 准教授 柏川伸成 先生による 「きみは宇宙の謎に迫れるか?」
(2) 東京農業大学 教授 長島孝行 先生による 「昆虫などの生き物や自然に学ぶものづくり」

という2つの講義でした。募集人員 384名 に対して、参加されていたのは 300名 程度でしょうか… ("抽選" が予告されていた同伴者もほぼ全て聴講できたようです)

(1) の 柏川先生は、ハワイ島 マウナケア山頂 にある 「すばる望遠鏡」 を用いた観測による研究を行っている方だということで、すばる望遠鏡の仕組みから始まって 現在自分たちがいる "地点" から、どんどん離れていくと何がどんなふうに見えるのか、ということを見せてくれました。最初は Google Map/Earth から始まって地球を眺めたあとは "Google Universe" 的な (^^;) 素晴らしいアプリを使って 地球、月、太陽、太陽系の他の惑星、銀河系の恒星、銀河系全体 ~ 他の銀河 という風にどんどん離れていきました。うちの子は少し前に長野県の山奥に泊まりにいってそこの宿のオーナーさんの反射型天体望遠鏡で 月の表面 や 土星の輪 やいくつかの(割と近くにある) 恒星 たちを見せてもらいながらお話を聴く機会があったのですが、それよりもさらにず~っと壮大な宇宙を "見る" ことができました。さらには その宇宙空間を "超" 高速宇宙船で 飛行 したらどのように見えるか、というのも "空想" ではなく、実際に観測されたデータに基づく CG で見ることができてとても面白かったです。宇宙にはたくさんの謎があり、その中にはある程度解明されているものもあれば、まったく未解明なものもあるということで、子供たち(中学1・2年生)の興味が高かったのは (1) ブラック・ホール (2) 地球外生命体 とあともう一つあったのですが、忘れてしまいました。。。 メモしとかなきゃダメじゃん… orz
うちの子が書き留めたノートを見ると、やはりもっとも印象に残ったのは 「生命体が存在するためには 水 と 空気(酸素)が必要だが、そのため (とくに 液体の水 が存在するため) には太陽に相当する恒星からの距離が近くても遠くてもダメで、地球の存在はものすごい偶然」 という部分だったようです。今現在の望遠鏡の能力ではそのような環境にある別の 惑星 を探すのは難しいので、すばるの4倍近い大きさの(光学)望遠鏡を数か国共同で作っているということでした。 一方で少し前に National Geographic のこんな記事 があったりもして、こちらは宇宙望遠鏡による観測に基づくものですが 「地球外(太陽系外)生命」 の可能性にとても興味を持ったようです。

(2) の方の 長島先生 は 昆虫に学んだ "技術" によって石油由来製品の利用を抑えて持続可能な世の中を実現する 「インセクト・テクノロジー」 の提唱者として多くの著書をお持ちです。今回の講義では、アリの行列の性質を適用すれば高速道路の渋滞は起こらない、とか、ハチの巣の(ハニカム)構造をつかって新幹線ドアやロケットのボディを軽く強くしているとか、トンボの羽の構造を真似た風力発電のための風車とか、玉虫のナノ・メートル単位の "構造" による発色をまねた金属の(石油由来の塗料を使わない) 発色とか、カタツムリの殻のこれもナノ・メートル単位の表面構造を真似た(石油由来の洗剤を使った)洗浄が不要な家屋の外壁や屋根 とか、さまざまな実例を見せてくれました。(1) の 柏川先生 と比べると話され方は "とっつきにくい" 感じではありましたが、もともと昆虫大好きなうちの子にはこちらの話も大変興味深かったようです。

と、なんだかデキの悪い 聴講レポート のようになってしまいましたが (^^;; 自分にとって(というか本ブログのネタとして !?) 一番印象的だったのは、実はここから先に書く事実です。

各講義の後にそれぞれの先生が生徒たちからの質問を受けてくださったのですが、手をあげていたのは多くても20名はいないくらいの人数で、合わせて6名ほどが実際に質問をしました。そして、そのうち4名が 小石川中等教育学校 の生徒さんたちだったのでした。(質問者は学校名、氏名を告げるルールでした) う~ん、さすが スーパー・サイエンス・ハイスクールに指定されている学校(の前期課程) の生徒さんたちは違うな、と。(他の2名は、区立・市立 の中学校の生徒さんでした) おそらく会場にいた生徒さんたちのうち2~3割、あるいはもっと高い割合を 小石川 の生徒さんたちが占めていたのではないかな、、、と思ってしまいました。

ちなみに、何事にも 物怖じをしない うちの子ですが、終了後に聴いてみたら 「今回は講義内容でおなか一杯で質問したいことがなかった」 ということだったようです (笑) うーん、まだまだ甘いな [わーい(嬉しい顔)]

いずれにしても今回の講義は2つともテーマ自体がそもそも興味深いものであっただけでなく、講義の内容も期待以上でした。次回以降も、またこれ以外の同じような機会にも、是非参加して(させて)いきたいな、と思いました。




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